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猫のフィラリア症

 

♡ フィラリア症は犬の病気と考えておられる飼い主さんも多いのではないでしょうか？　　

 
蚊に刺される環境で飼育されている猫ちゃんは常にフィラリア感染の危険にさらされています。猫のフィラリアの心臓内の寄生数は犬に較べると少ないですが心臓や血管が小さいために突然死することもあります。
 
 
 
犬で使用されているようなフィラリア診断検査キットは猫では有効ではありません。また、猫のフィラリアの症状はあいまいで、喘息やアレルギー性気管支炎など他の病気の症状によく似ていることも診断を難しくしている原因のひとつです。
 
フィラリアに感染している猫の約10％は病院で診察を受ける前に死亡（突然死）するために生前にフィラリア症の診断をすることが困難です。
 

♡フィラリアは予防できる病気ですので必ず予防をしましょう！

 
フィラリア成虫の写真
フィラリア成虫

猫フィラリア感染経路

猫のフィラリアはフィラリアに感染している犬を吸血した蚊によって感染します。
 

猫のフィラリア感染率は犬の感染率の約10％、寄生数は少ないですが死亡率は犬より高く突然死がおこることがあります。
 

フィラリア感染経路  

 

フィラリアの症状

フィラリアの予防

 

猫のフィラリア予防薬は各メーカーより色々なタイプの予防薬が発売されています。
当院では1ケ月間隔で皮膚に滴下タイプの予防薬を主に使用しています。 この薬はフィラリアの予防の他にノミ、ダニ、回虫、鉤虫などにも効果があります。 
 

フィラリア予防期間

気温が15℃以上になると蚊が活動を始めます。フィラリア症は蚊によって媒介されますのでフィラリア予防薬は蚊が活動開始1ヶ月後から投薬を開始し、蚊の活動休止1ヶ月後まで1ヶ月に1回12月まで予防薬を投与します。
松山地方では5月〜12月がフィラリア予防期間になります 
 

 

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